13日の日直当番
蹴とばしてベッドから落としてしまっただろうかとしっかり目をひらいたとき、自分が屋外にいることに気が付いた。
驚いて上半身を起こすとその拍子に横になっていたベンチから落ちてしまいそうになり、慌てて体勢を直した。
「そっか、戻らなかったんだ」
昨日の出来事を鮮明に思い出してため息をつく。
せっかく玉井春香という重要人物に会うことまでできたのに、その結果は出なかったみたいだ。
落胆しながら周囲を見回してみると隣のベンチで寝ていたはずの翔太くんの姿がない。
「翔太くん?」
ベンチから立ち上がり藤棚から出ると水の音が聞こえてきた。
そっちへ向いて歩いていると手洗い場で顔を洗っている翔太くんを見つけた。
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