13日の日直当番
男は話は終わりだとばかりに城崎さんに背中を向けて歩きだす。
「待ってよ! 春香ちゃんはまだ目が覚めてないんだよ!? このままずっと、何年も寝たきりになるかもしれないんだよ!?」
それでも男は足を止めようとしない。
私は咄嗟に右手を伸ばして開け放たれているリビングのドアに触れていた。
男が出て行こうとしていたドアが半分ほど閉まる。
相手から見たらドアが勝手に動いたように見えただろう。
男は立ち止まり、けげんそうな表情でドアを見つめている。
「なんだ? 今の」
不思議そうにドアの建付けを確認している間に、私は壁にかかっていた絵画に触れた。
絵画がぎこちなく左右に揺れる。
「え、今絵が揺れた?」
「待ってよ! 春香ちゃんはまだ目が覚めてないんだよ!? このままずっと、何年も寝たきりになるかもしれないんだよ!?」
それでも男は足を止めようとしない。
私は咄嗟に右手を伸ばして開け放たれているリビングのドアに触れていた。
男が出て行こうとしていたドアが半分ほど閉まる。
相手から見たらドアが勝手に動いたように見えただろう。
男は立ち止まり、けげんそうな表情でドアを見つめている。
「なんだ? 今の」
不思議そうにドアの建付けを確認している間に、私は壁にかかっていた絵画に触れた。
絵画がぎこちなく左右に揺れる。
「え、今絵が揺れた?」