13日の日直当番
「でも俺はもう無理だったんだ。あの事故が起きてから勉強も集中できないし、ずっと悪夢を見ているんだ。引いた女の子が出てきて、俺を暗闇の中に引きずり込んでしまう夢なんだ」
「お兄ちゃん……」
男が両ひざを抱えて肩を震わせる。
泣いているのかもしれない。
「本当は自首したかったのかもしれないね」
翔太くんが静かな声で言った。
「そうだね」
だけど自分の父親のことが怖くてできなかったのかもしれない。
それなら、私たちが今やったことがキッカケになってくれればいい。
私はもう一度窓に息をはきかけて曇らせた。
【今からでも遅くない】
文字はすぐに消えてしまう。
もう一度、息をはきかける。
【自首して】
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