13日の日直当番
兄妹はもうなにも言わなかったけれどその右手と左手は強く握り締められていて、なにかの決意を感じたのだった。
その日の夜、城崎賢治は近くの交番に駆け込んだ。
そこは城崎賢治の父親の管轄ではない交番だったようで、事故について自首してきた賢治は世紀のルールに乗って身柄を拘束されることになった。
警察が隠ぺいしていたということで、きっとこの出来事は大きなニュースになるだろう。
「なんだか眠くなってきたね」
城崎賢治が交番へ入っていく後姿を見送った後、なんだか急に眠気がしてきた。
「僕もだ。おかしいな、この世界では眠らなくてもいいはずなのに」
首を傾げている翔太くんは大きなあくびをしている。
< 164 / 198 >

この作品をシェア

pagetop