13日の日直当番
「どういうことだろう?」
翔太くんが顎に指を当てて考え込む。
「玉井春香さんはもうここにはいないし、本人に話を聞くのは難しいだろうしねぇ」
玉井春香さんの住所がわかれば直接家に行くこともできる。
だけど彼女は今年で15歳になっているはずだから、接点のない私たち小学生が話をするのは難しそうだった。
ふたりして考え込んでしまったとき、おじいさんが自販機にやってきた。
入院患者ではないようでスラックスにTシャツというラフな格好で、ズボンのポケットから小銭入れを取り出している。
その手はシワシワでシミがいくつも浮き出していた。
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