悪魔くんの天使ちゃん
もう完全に不審者ですよね。

これが許されているのはイケメンだからです。

「あ、清水くんまたサボってるー。てかビジュ良っ」
「かっこいい〜」

きゃっきゃと騒ぐ同じ班の女子たち。一度病院で頭を診てもらったほうがいいのではないでしょうか。

とりあえず彼を引っ張り戻してみます。

「きょーやー。不審者になるのはせめてこの問題解き終わってからにしよーぜ」

「えー。って誰が不審者だ」

お前以外に誰がいる。

杏耶は煩わしそうに振り向き、教科書に目を落とした。

意外と素直だ。

となればこっちのもんです。なぜならこの問題は結構難しーー…。

「できた」

ころん、と軽く転がされたシャーペン。


え。

まだ一分も経ってないけど。

てか僕も解き終わってないから杏耶の答えが合ってるのかすらわからない。

「え、なんで?なんでこーなんの?」

「これ、条件ついてない方から考えんの。だからまずそのままこっち5の累乗して、次にこっち考えると…」

「あっそゆこと!?」

「そゆことそゆこと。じゃ。」

あっこいつ不審者活動に戻りやがった。


数分後の先生の解説で、見事杏耶の答えがあっていたことがわかりました。

認めましょう。確かにこいつは顔が良くて、性格も
頭も悪くない。


でも。

「ポニーテールしてる!?椿さん、俺以外の男に可愛い髪型見せないで!!今すぐやめて!!」


授業中にこんなこと叫ぶ奴が正常だとは、僕はやっぱり認められません。
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