藤木部長にロックオン〜あの子のハートビームから逃げられない〜
「くるみ、荷物の整理終わった? 紅茶でも飲むか」
寝室で声をかけると、クローゼットを整理していたくるみが「はい」と顔を上げた。
リビングのソファに座ると、二人で紅茶を飲んでひと息入れる。
と、くるみが「ん?」と身を乗り出し、壁の本棚に目をやった。
「遥斗さん! あんなところに漫画並べないで」
「え? なんでだめなんだ?」
「恥ずかしいもん」
「別にいいじゃない。それに俺、時間がある時に1巻から読んでみたいんだ。気になるだろ? くるみの好きなストーリー」
そう言ってニヤリと笑う俺は、こっそり会社で漫画のシーンを再現してやろうと目論んでいた。
(くるみ、どういう反応するかな? 顔を真っ赤にして慌てふためくだろうな。くくっ、楽しみだ)
どうやら心の声がもれたらしく、くるみがふくれっ面になる。
「遥斗さん、変なこと考えてるでしょ」
「全然。ただくるみを愛することだけを考えてる」
「仕事は?」
「たまに」
たまに!?と、くるみは声を上ずらせた。
「遥斗さん、部長さんなんですからね」
「だってバリバリ仕事をこなす、信頼できる部下がいるからな」
「……遥斗さん、知ってる? 360度評価って言って、今度部下が上司の評価シートを書くんですよ」
なに!?と俺は現実に引き戻される。
「くるみ、ちゃんと俺を評価してくれよ?」
「もちろん、私情は挟みません。時折浮ついた言動が見られると、正直に……」
「わー! ちゃんと仕事するから」
「それならよろしい。ふふっ」
ようやくいつもの笑顔を浮かべるくるみに、俺も頬を緩めた。
「くるみを幸せにする。その為に、もっともっと仕事もがんばるよ」
「はい。私もあなたを精一杯サポートします。会社でも、家庭でも」
「ありがとう、くるみ」
今日から始まった二人の新しい生活に幸せを感じて、俺はそっとくるみの肩を抱き寄せ、優しくキスをした。
寝室で声をかけると、クローゼットを整理していたくるみが「はい」と顔を上げた。
リビングのソファに座ると、二人で紅茶を飲んでひと息入れる。
と、くるみが「ん?」と身を乗り出し、壁の本棚に目をやった。
「遥斗さん! あんなところに漫画並べないで」
「え? なんでだめなんだ?」
「恥ずかしいもん」
「別にいいじゃない。それに俺、時間がある時に1巻から読んでみたいんだ。気になるだろ? くるみの好きなストーリー」
そう言ってニヤリと笑う俺は、こっそり会社で漫画のシーンを再現してやろうと目論んでいた。
(くるみ、どういう反応するかな? 顔を真っ赤にして慌てふためくだろうな。くくっ、楽しみだ)
どうやら心の声がもれたらしく、くるみがふくれっ面になる。
「遥斗さん、変なこと考えてるでしょ」
「全然。ただくるみを愛することだけを考えてる」
「仕事は?」
「たまに」
たまに!?と、くるみは声を上ずらせた。
「遥斗さん、部長さんなんですからね」
「だってバリバリ仕事をこなす、信頼できる部下がいるからな」
「……遥斗さん、知ってる? 360度評価って言って、今度部下が上司の評価シートを書くんですよ」
なに!?と俺は現実に引き戻される。
「くるみ、ちゃんと俺を評価してくれよ?」
「もちろん、私情は挟みません。時折浮ついた言動が見られると、正直に……」
「わー! ちゃんと仕事するから」
「それならよろしい。ふふっ」
ようやくいつもの笑顔を浮かべるくるみに、俺も頬を緩めた。
「くるみを幸せにする。その為に、もっともっと仕事もがんばるよ」
「はい。私もあなたを精一杯サポートします。会社でも、家庭でも」
「ありがとう、くるみ」
今日から始まった二人の新しい生活に幸せを感じて、俺はそっとくるみの肩を抱き寄せ、優しくキスをした。