裏の顔を知ってしまった私を先輩は離してくれません!

先輩、その優しさ、全部嘘ですか?

誠凛高校1年生。
都内トップレベルの学力を持ち、近県からも優秀な生徒が集まる公立高校だ。

そんな学校に受験し、合格することができた
私──百瀬茉白は1人、廊下を歩いていた。



「だ……な…………ぃ…って!」



ふいに途切れた声が聞こえた。

この廊下を曲がって左、倉庫へと続く道からだ。


──あんなところに人が…?


あの倉庫はもう使われていない。

空き教室がある今、わざわざあそこにものを置く必要がないと判断したためだと先生は言っていた。

だからこそ気になった。


コツコツ……


ほんの少しの好奇心で左へと足を進めてしまった私


そんな私に今ならわかる。






余計なことをしたんだなって。




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