没落令嬢ですが偵察の一夜をきっかけに皇太子に溺愛されています
「……アルヴィオン様」

呼び返すと、さらに強く抱き寄せられる。

「んん……ああ……」

まるで、離れることを拒むかのように。

「リゼリア、どうして君の吐息はこんなに甘いんだろう……」

彼の激しい動きが、私に甘い衝撃になって押し寄せる。

「私……もう、ダメ……」

「いいんだよ。一緒に果てまでいこう……」

しばらくして、二人で一緒に体の中で甘い余韻が弾けた。

「ああ……」

「今夜も受け取ってくれたね。俺の熱い想いを」

体が離れて、片腕で抱き寄せてくれた彼に、息を整えながら、私は小さく呟いた。

「こんなに、毎晩アルヴィオン様の想いを受け取るなんて」

「嫌か?」

「……いいえ。嬉しくて、仕方ないんです」
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