愛なき契約結婚のはずが、クールな御曹司の激しい独占愛に堕とされる
「小雪。力、抜いてろよ」
「はい……あぁっ」
彼女の中へ入る瞬間、いつも極上の恍惚感に包まれる。
このまま溶け合ってひとつになってしまいそうで、しかし小雪が相手なら、それでもいいかとも思う。
どんなに強く抱きしめてキスをしても、言葉で愛を伝えても、足りている気がしないから……。
一番深く繋がることのできるこの瞬間が、俺にとって最上級の愛情表現なのだ。
「好きだ」
固く手を握り合い、彼女の体を思い切り揺さぶる。
「好きだ、小雪……、好きだ……っ」
何度も気持ちを伝え、小雪の奥まで熱を届ける。
「私、も……っ。好き、遼河さんが好きです……っ」
小雪が手を伸ばし、俺の首を引き寄せるようにして腕を絡める。ぎゅっと体を密着させ、お互いの荒い呼吸が重なる。
そうして小雪への愛おしさが爆発しそうに高まった瞬間、俺たちはほとんど同時に果てた。
脱力した小雪の体を引き寄せ、抱き合いながら甘い余韻を共有する。ふと気がつくと、彼女は俺の腕の中で規則的に寝息を立て始めていた。
その平和な寝顔を見ているだけで、この上ない幸せが自分を満たしていくのを感じる。
ありがとう、小雪。こんなに尊い感情を俺に教えてくれて――。
彼女の髪をそっと撫でながら、俺も次第に穏やかな眠気に飲み込まれていった。