愛なき契約結婚のはずが、クールな御曹司の激しい独占愛に堕とされる

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 眠る前、ベッドに仰向けになりながらスマホを眺めていた。

 父の説得が無理なら、私が相手を見つけて家を出るしかない。そう思って、マッチングアプリを色々と検索しているところだ。

「利用者百万人突破。真剣交際はお任せ。レビューは……三・五。これが高いのか低いのかわからない……」

 画面を見すぎて目が疲れてきたため、枕元にスマホを置いて目を閉じる。

 こういう便利なツールで相手を探して、実際にうまくいくカップルもいるんだろう。

 でも、私がマッチングアプリを利用しようとしていることをもしも父が知ったら、逆に心配をかけることにならないだろうか。

 父の考え方は、どちらかというと昭和寄り。ネットを介した出会いは危険なものだと十代の頃に散々言われたし、今でもきっとそう思っているだろう。

 そしてなにより、私自身の気が進まない。

「結局、解決策ゼロ……」

 ごろんと寝返りを打ち、ため息をつく。父とお付き合いしている女性に対しての申し訳なさで、いつまでも胸の辺りがスッキリしなかった。

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