初恋が始まるとき。
────Side Eito.
「はや、寝んの」
思わずそう呟き苦笑いして、腕の中で無防備に眠る後輩の顔を見つめる。
最初は本当に興味本位だった。
男性嫌いな女を落とすのも簡単じゃなさそうで楽しそうなんて。
案外男性嫌いになった理由も重たいわけでもなく、女の園で育った彼女は昔の嫌な記憶のまま止まったから、大人になってもそのまま引き継がれているだけだった。
とはいえ、俺の遊んでいる所を確実によく思っていなくて、嫌悪感丸出しの表情をしていたのに、今は随分と気を許してくれるようになったと思う。
野良猫を見ている様な気分で、どうやったら懐いてくれるかなんて思っていただけだったのに、どんどんいろいろな感情が出てきていろいろな表情を見せてくれる彼女に自然と惹かれた。
俺の見た目で惑わされる事も無く、俺自身を見て素直に何でも言ってくれる彼女は、嘘が無くて変な気怠い駆け引きも無くて心地が良かった。
そうしている間に落とそうと考えていたはずの俺の気持ちは、自然と彼女に落ちていて、今では俺の方がずっとこの子を好きで居る。
いつの間にか他の女性と過ごす事も無くなって、それに女性と一夜を過ごして俺が欲を関係無く手を出せなくても一緒に過ごしたいと思った女性なんて初めての出来事だった。
欲を発散できないなら、男女で一緒にいる意味なんて無いと思っていたのに、眠っている彼女を抱き締めているだけで、ずっと埋まらなかった空虚な部分が、自然とすっぽりとはまり埋まったような気がした。
「はや、寝んの」
思わずそう呟き苦笑いして、腕の中で無防備に眠る後輩の顔を見つめる。
最初は本当に興味本位だった。
男性嫌いな女を落とすのも簡単じゃなさそうで楽しそうなんて。
案外男性嫌いになった理由も重たいわけでもなく、女の園で育った彼女は昔の嫌な記憶のまま止まったから、大人になってもそのまま引き継がれているだけだった。
とはいえ、俺の遊んでいる所を確実によく思っていなくて、嫌悪感丸出しの表情をしていたのに、今は随分と気を許してくれるようになったと思う。
野良猫を見ている様な気分で、どうやったら懐いてくれるかなんて思っていただけだったのに、どんどんいろいろな感情が出てきていろいろな表情を見せてくれる彼女に自然と惹かれた。
俺の見た目で惑わされる事も無く、俺自身を見て素直に何でも言ってくれる彼女は、嘘が無くて変な気怠い駆け引きも無くて心地が良かった。
そうしている間に落とそうと考えていたはずの俺の気持ちは、自然と彼女に落ちていて、今では俺の方がずっとこの子を好きで居る。
いつの間にか他の女性と過ごす事も無くなって、それに女性と一夜を過ごして俺が欲を関係無く手を出せなくても一緒に過ごしたいと思った女性なんて初めての出来事だった。
欲を発散できないなら、男女で一緒にいる意味なんて無いと思っていたのに、眠っている彼女を抱き締めているだけで、ずっと埋まらなかった空虚な部分が、自然とすっぽりとはまり埋まったような気がした。