初恋が始まるとき。
2人でベッドの中に入って、そのまま優しく抱き寄せ腕枕をされる。
人の体温を感じながら眠るなんて、いつぶりかわからない。
それもかなり前。母と父とまだ一緒に眠っていた時だったと思う。
1人で眠る様になったのもいつなのかすら覚えていないのに、こんな風に誰かと最後に眠ったのはいつかなんて覚えているはずがない。
そして久し振りに人と眠った相手が、嫌いだったはずの会社の先輩。
おかしくなって思わず笑いが零れた。
「何笑ってんの」
「私、渋谷さんのこと本当に嫌いだったなと思って」
「過去形?今は好きって事?」
「それは調子乗りすぎです」
「厳しいな」
私の返事に笑って抱き締めながらそっと頭を撫でてくる。
大きな手で優しく撫でる手が、不思議と心地よくてそのまま目を瞑る。
さっきまであんなに警戒してたくせに、危機感の足りない自分。
何かあってもきっと何も文句なんて言えないや。
人の体温を感じながら眠るなんて、いつぶりかわからない。
それもかなり前。母と父とまだ一緒に眠っていた時だったと思う。
1人で眠る様になったのもいつなのかすら覚えていないのに、こんな風に誰かと最後に眠ったのはいつかなんて覚えているはずがない。
そして久し振りに人と眠った相手が、嫌いだったはずの会社の先輩。
おかしくなって思わず笑いが零れた。
「何笑ってんの」
「私、渋谷さんのこと本当に嫌いだったなと思って」
「過去形?今は好きって事?」
「それは調子乗りすぎです」
「厳しいな」
私の返事に笑って抱き締めながらそっと頭を撫でてくる。
大きな手で優しく撫でる手が、不思議と心地よくてそのまま目を瞑る。
さっきまであんなに警戒してたくせに、危機感の足りない自分。
何かあってもきっと何も文句なんて言えないや。