初恋が始まるとき。
「てかもうすぐゴールデンウィークじゃん?」
突然話題が変わって何事かと思いながらも一緒に食券を購入しに券売機へ向かう。その間違和感もなく自然に隣を歩いていることに気付いていない。
「ですね」
「どっか遠出しない?ちょっと忙しいのも落ち着いてご褒美」
「遠出?どこに」
「旅行でも行く?」
「絶対嫌です」
「はい」
何付き合ってるカップルのように平気で旅行の予定なんて立ててきやがるんだと思いつつ、溜息を吐く。油断も隙も無い渋谷さんに呆れつつも遠出することには割と前向きだった。
2台並んでいる券売機で各々好きなのを購入しようと私も選び、お金を入れようとすると横から千円札が投入され吸い込まれていく。
突然のことに目を見開いていると渋谷さんが札を投入してくれていた。
いつも一緒にご飯を食べるとこんな風に奢ってくれる人ではあるけれど、今日は特にやり方が強引だった。
「…あの、ありがたいんですけど、そんな横から入れなくたって」
「これで俺と昼飯一緒~」
「せこ!」
そうだった、こういう人だった。
ご機嫌に食堂のおばちゃんのもとへ向かう渋谷さんの背中を見つめ溜息を吐き、券売機で塩ラーメンの食券を購入し、お釣りを受け取った後渋々背中を追いかけ食券をおばちゃんに渡す。
そんな渋谷さんはご機嫌で、おばちゃんとも楽しそうに会話をしている。
突然話題が変わって何事かと思いながらも一緒に食券を購入しに券売機へ向かう。その間違和感もなく自然に隣を歩いていることに気付いていない。
「ですね」
「どっか遠出しない?ちょっと忙しいのも落ち着いてご褒美」
「遠出?どこに」
「旅行でも行く?」
「絶対嫌です」
「はい」
何付き合ってるカップルのように平気で旅行の予定なんて立ててきやがるんだと思いつつ、溜息を吐く。油断も隙も無い渋谷さんに呆れつつも遠出することには割と前向きだった。
2台並んでいる券売機で各々好きなのを購入しようと私も選び、お金を入れようとすると横から千円札が投入され吸い込まれていく。
突然のことに目を見開いていると渋谷さんが札を投入してくれていた。
いつも一緒にご飯を食べるとこんな風に奢ってくれる人ではあるけれど、今日は特にやり方が強引だった。
「…あの、ありがたいんですけど、そんな横から入れなくたって」
「これで俺と昼飯一緒~」
「せこ!」
そうだった、こういう人だった。
ご機嫌に食堂のおばちゃんのもとへ向かう渋谷さんの背中を見つめ溜息を吐き、券売機で塩ラーメンの食券を購入し、お釣りを受け取った後渋々背中を追いかけ食券をおばちゃんに渡す。
そんな渋谷さんはご機嫌で、おばちゃんとも楽しそうに会話をしている。