無自覚系お姫様、溺れるほどに愛され中
でも今度はこの部屋にひとりリオ君を残していくことが不安になってきた。


ベッドの上を見ると、これまで私に抱っこされるか座るかしかできなかったリオ君は楽しそうに跳び跳ねているし。


「ノリでバク宙いけそうじゃない?」

「待って、危ない!」


後方に回転するはずがリオ君はそのままベッドの縁から落ちてしまい、カバンに入れようとしていたタブレットを投げ出し慌てて手を伸ばした。


「大丈夫? どこも痛くない?」


あ……危なかった。
 

「ぬいぐるみなんだから痛いわけないじゃん。子供と同じ扱いすんなよ」


「私にとってはぬいぐるみじゃないの。それ以上の存在だってそろそろ自覚してよ」


「じゃあ一緒に学校いこ」


「それは……」



こっちは冷や汗をかいたのにふざけてばっかり。
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