音を色づく
***


「いやー校長の話長かったね〜」

「うん」

とにかくマイペースな真央は、入学式の校長先生の話をあくびしながら聞いていた。

いや、聞いていたかも怪しいかもしれない。


「一緒にクラス見に行こ」

と言いながら真央は、人混みの方へと指を指す。

正直、行きたくない。あの人混みの中へ入ったら絶対潰れる。

頭の中で葛藤する。んん、行くか。どうせいかないと行けないなら突っ込むか。

何故か私は開き直ったのだ。
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