音を色づく
「どういたしまして。君名前は?」
男の子は嬉しそうに名前を尋ねてくる。

「あぁ、えっと……柚原春(ゆずはらはる)

「春ちゃんね。僕は榊真央(さかきまお)
真央は私の方へと手を差し伸べてきた。

それに応じると

「いやー実はさ。春ちゃんかわいいなと思って」
と真央がアハハと笑いながら言う。

「新入生でしょ。一緒に体育館行こー」
どうやら私に拒否権はないようでグイグイ引っ張られていく。

んん?
一体、私はさっきなにに罪悪感を感じていたんだ?
ナンパだよな?
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