極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「――君たち、何をしている!」

 重苦しかった私の気分が一気に晴れる。
 覚えのある声と共に、堅い靴音と数名の集団が駆け寄ってくるのが見えたからだ。

 先頭にいた白服の男性が、堅い表情で告げた。

「これはどういう事態だ。誰か、説明してもらえるかな?」

 雰囲気を一変させたのは、部下を伴って現れた聖騎士団団長、アルベール様の姿。

「セ、セイモア卿⁉ それに聖騎士団の方々、どうしてここに」
「我々がこの街を巡回して周っているのがそんなに驚くことかな。それより……」

 想定外だったのか、アンジェリカの態度にわずかな動揺が生まれた。
 私は精一杯彼に視線を送る。助けて――と。

 微かにアルベール様が頷いたように見え、彼は周囲を見渡すと状況を把握し、こう告げた。
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