極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
自分の想像にゾッとしながらも、そこでひとつ疑問が湧く。
(この場であることにも、何か理由があるのかしら?)
そのあたりの仕組みは、長年魔物の問題に携わっているマール様の方が詳しそうだ。私が彼女に、魔物の出現場所に通じる共通点があったりしないか、尋ねようとした時だった。
「聖女シーリ様、少しよろしいですか。ある方からお手紙を渡すように頼まれまして」
「はあ、どうも。どなたからでしょう」
「名前は告げられませんでしたが、焦げ茶色の三つ編みを提げた聖女様です」
(リナか。どうして今……?)
マール様は戦況を見守るのに集中し、こちらに目を向けていない。
近づいて来たひとりの兵士から渡された手紙を封切ると、静かに中身を取り出す。そして――。
「――――! マ、マール様。すみません、私ちょっとお腹が痛くなっちゃって、お花詰みに……」
「……ちっ、すぐに戻れよ!」
(この場であることにも、何か理由があるのかしら?)
そのあたりの仕組みは、長年魔物の問題に携わっているマール様の方が詳しそうだ。私が彼女に、魔物の出現場所に通じる共通点があったりしないか、尋ねようとした時だった。
「聖女シーリ様、少しよろしいですか。ある方からお手紙を渡すように頼まれまして」
「はあ、どうも。どなたからでしょう」
「名前は告げられませんでしたが、焦げ茶色の三つ編みを提げた聖女様です」
(リナか。どうして今……?)
マール様は戦況を見守るのに集中し、こちらに目を向けていない。
近づいて来たひとりの兵士から渡された手紙を封切ると、静かに中身を取り出す。そして――。
「――――! マ、マール様。すみません、私ちょっとお腹が痛くなっちゃって、お花詰みに……」
「……ちっ、すぐに戻れよ!」