極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「そうだね……いくらなんでも、一般の兵士たちには荷が重すぎる相手だよ」
陣営の奥で用意された椅子にどっかりと座り込む彼女の姿は、遠くから見ても大きな自信に包まれている。この間の敗北が、彼女に何らかの成長を促したのかもしれない。もし彼女が、自分の奇跡を使いこなせるようになっていたとしたら――。
そこで私は、恐れながらも申し出た。
「あの……彼女の相手は私に任せてもらえませんか?」
目には目を、ではないけれど……聖女には聖女の力で対抗すべきと、私は居住まいを正す。
「なにか、策はあるの?」
紙と火――彼女と私の相性の悪さを見抜いたのだろう、アルベール様のもの問いたげな視線に、私はしっかりと頷き返す。
「はい。私……実はホルドキア領で、少しだけ魔女帝に魔法のことを教わったんです――」
陣営の奥で用意された椅子にどっかりと座り込む彼女の姿は、遠くから見ても大きな自信に包まれている。この間の敗北が、彼女に何らかの成長を促したのかもしれない。もし彼女が、自分の奇跡を使いこなせるようになっていたとしたら――。
そこで私は、恐れながらも申し出た。
「あの……彼女の相手は私に任せてもらえませんか?」
目には目を、ではないけれど……聖女には聖女の力で対抗すべきと、私は居住まいを正す。
「なにか、策はあるの?」
紙と火――彼女と私の相性の悪さを見抜いたのだろう、アルベール様のもの問いたげな視線に、私はしっかりと頷き返す。
「はい。私……実はホルドキア領で、少しだけ魔女帝に魔法のことを教わったんです――」