皇命婚と告げた運命の伴侶に恋情を贈る
周囲を見回したとき、植え込みの近くによく使用している植物の実を見つけ、思わず手に取った。
「お嬢様、差し出がましいとは思いますがイスズ様について聞いて参りました」
私の散歩に付き合ってくれているメアリが、籠を差し出しながら小声で告げる。
耳にした名前にビクリと肩が跳ねた。
「心配をかけてごめんなさい、ありがとう……教えてもらっていい?」
本来なら調べ回るような真似はすべきではない。
わかっていたが、揺れ動く心を持て余していた私は、少しでもアレン様やイスズ様について知りたかった。
「はい、現在二十四歳のイスズ様はプラント公爵家のご長女で、ブライアン様と同じく幼少期よりともにお過ごしだったそうです」
メアリの発言に目を見開く。
旧知の仲なら個人的な事柄も頼みやすいだろうし、気安い物言いも納得できる。
メアリは私のため、仲良くなった公爵家の侍女仲間たちに聞き込んでくれていたらしい。
優しくも心配性なメアリに胸が熱くなった。
さらに自身の伝手を使い、より詳しく噂などを含め調べてくれたという。
「ここから先は、あくまでも噂ですが……」
表情を曇らせ、口ごもる。
遠慮なく教えてほしいと伝えたところ、硬い表情で口を開く。
「お嬢様、差し出がましいとは思いますがイスズ様について聞いて参りました」
私の散歩に付き合ってくれているメアリが、籠を差し出しながら小声で告げる。
耳にした名前にビクリと肩が跳ねた。
「心配をかけてごめんなさい、ありがとう……教えてもらっていい?」
本来なら調べ回るような真似はすべきではない。
わかっていたが、揺れ動く心を持て余していた私は、少しでもアレン様やイスズ様について知りたかった。
「はい、現在二十四歳のイスズ様はプラント公爵家のご長女で、ブライアン様と同じく幼少期よりともにお過ごしだったそうです」
メアリの発言に目を見開く。
旧知の仲なら個人的な事柄も頼みやすいだろうし、気安い物言いも納得できる。
メアリは私のため、仲良くなった公爵家の侍女仲間たちに聞き込んでくれていたらしい。
優しくも心配性なメアリに胸が熱くなった。
さらに自身の伝手を使い、より詳しく噂などを含め調べてくれたという。
「ここから先は、あくまでも噂ですが……」
表情を曇らせ、口ごもる。
遠慮なく教えてほしいと伝えたところ、硬い表情で口を開く。