カーテンコールはまだ鳴らない。
響華はそれを⾒ると、少しだけ⼝元を緩めて⾔った。
「いーよ。ってか、私も今度誘おうと思ってたし」
「おっし、決まり〜!」
侑玖は満⾜そうに笑い、
「んじゃ、詳しいことはまた連絡するわ!」
そう⾔って軽くひらひらと⼿を振る。
響華も軽く⼿を上げて応えると、そのまま蓮のもとへ駆け寄った。
「待たせちゃってごめん!! 戻ろっか!」
そう声をかけると、
「……いえ。」
とだけ返した蓮は、いつにも増して不機嫌そうな、鋭い⽬をしていた。
そのまま⼆⼈で警視庁へ向かって歩き出す。