嘘つき恋愛
―終業式―
「今日で…制服で一緒に帰るのは、最後。」
「付き合っちゃえばいいのに。」
なんて呑気な事を言う彩愛。
「ないないない。だって昨日…」
すごく無理して笑った、まー君が今も頭に焼き付いている。
「無理なんだよ、絶対。」
まー君は、やっぱりモテる男で。
あたしは、やっぱり普通の女で。
遊びって言葉が最終的に浮かんできた途端に、流れた涙に昨日の夜は自分で驚いた。
「…好きになったら一番ダメなのに。」