総長は、私にだけ甘すぎる。
放課後。

教室を出ようとした瞬間。

廊下の向こうに見えた人影。

黒い服の男たち。

昨日とは違う、嫌な気配。

「……また?」

小さく呟いた瞬間。

背後から声。

「動くな」

黒崎蓮。

すぐ後ろにいた。

そして静かに言う。

「今日は、帰すつもりはない」
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