総長は、私にだけ甘すぎる。
第10話 忘れられた名前
「帰れ」
その言葉のまま、空気は止まっていた。
桜庭咲良は黒崎蓮の腕を見つめる。
まだ、掴まれたまま。
でも今は、振りほどく気になれなかった。
その言葉のまま、空気は止まっていた。
桜庭咲良は黒崎蓮の腕を見つめる。
まだ、掴まれたまま。
でも今は、振りほどく気になれなかった。