総長は、私にだけ甘すぎる。
「ねぇ」

咲良はもう一度だけ声を出す。

「私の名前、何か関係あるの?」

その瞬間、黒崎蓮の指がわずかに強くなる。

「……聞くな」

低い声。

でも、それは命令じゃなかった。
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