恋と結婚は別物です! 偽装結婚のはずなのに、強気なナースはフライトドクターの一途な愛に溶かされる
その時から、俺は意図して彼女とフライト予定を合わせた。
ERで働き、患者の命を救うのはもちろんのこと。
だが俺はそれと同じくらい、彼女のそばで彼女が倒れないか、彼女がまたひとりきりで泣かないか、見守りたかった。彼女の助けになりたいと思った。
もちろん、シフトが異なる日もある。そんな日は、彼女とタッグを組むフライトドクターにどうしようもなく嫉妬した。
彼女が男性と会話をしていると、それが仕事のやりとりだとわかっているのについ心がむしゃくしゃしてしまう。
それでやっと、俺は彼女に恋心を抱いていると気づいた。
そんな中、彼女の祖母が倒れた現場に遭遇した。
最初こそただの救命への使命感だったが、彼女の身内だとわかると俺はつい感情がのってしまった。
駆けつけたらしい彼女が今まで見たこともないほど動揺し、青い顔をしている。
その表情を見て、詩音をひとりにするな、詩音の家族を絶対に助けるんだと、必死に彼女の祖母に処置をした。
やがて誰かが持ってきてくれたストレッチャーに、彼女の祖母をのせる。
『守山、そこのおにぎりを頼む。俺のだ』
足元に転がっていたコンビニの袋を顎で指し示し、彼女にそう声をかけた。
そんな言葉でしか彼女を現実に戻すことができなかったのは悔しいが、彼女はそれで目に光を取り戻し、ビニール袋を拾い上げERまでともに走ってきてくれた。
ERで働き、患者の命を救うのはもちろんのこと。
だが俺はそれと同じくらい、彼女のそばで彼女が倒れないか、彼女がまたひとりきりで泣かないか、見守りたかった。彼女の助けになりたいと思った。
もちろん、シフトが異なる日もある。そんな日は、彼女とタッグを組むフライトドクターにどうしようもなく嫉妬した。
彼女が男性と会話をしていると、それが仕事のやりとりだとわかっているのについ心がむしゃくしゃしてしまう。
それでやっと、俺は彼女に恋心を抱いていると気づいた。
そんな中、彼女の祖母が倒れた現場に遭遇した。
最初こそただの救命への使命感だったが、彼女の身内だとわかると俺はつい感情がのってしまった。
駆けつけたらしい彼女が今まで見たこともないほど動揺し、青い顔をしている。
その表情を見て、詩音をひとりにするな、詩音の家族を絶対に助けるんだと、必死に彼女の祖母に処置をした。
やがて誰かが持ってきてくれたストレッチャーに、彼女の祖母をのせる。
『守山、そこのおにぎりを頼む。俺のだ』
足元に転がっていたコンビニの袋を顎で指し示し、彼女にそう声をかけた。
そんな言葉でしか彼女を現実に戻すことができなかったのは悔しいが、彼女はそれで目に光を取り戻し、ビニール袋を拾い上げERまでともに走ってきてくれた。