ぼくと世界とキミ
眩しい光の中……水の香りがした。
そっと目を開くと、辺りを360度囲む様に、3メートル程の高さから滝の様に澄んだ美しい水が流れれ落ちている。
水に囲まれた不思議な空間の中央に……異様なモノを見つけ、大きく目を見開く。
「……これは」
あまりの光景に目が離せないまま、小さく声を震わせる。
この不思議な空間の中間に、大きな円柱の水槽らしきモノが見える。
透き通った水で満たされたその中には大きな十字架がたてられ、そしてその十字架に……白いドレスを着た《女の人》が括り付けられていた。
女の人の両腕には、さっき彫刻の腕に嵌めたモノと似ている腕輪が嵌められている。
胸元の開いたドレスを着たその人の右胸に……文字の様な《痣》がある事に気が付いた。