ぼくと世界とキミ
あとがき
拙い文章を読んで下さってありがとうございます。
救いのない終わり方に色々な意見があると思いますが私はこれが正しかったと思っています。
ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもないトゥルーエンド。
ロイからしたらバッドエンドかもしれませんが世界の住人達にはハッピーエンドです。
この作品には「みんなは同時には幸せになれない」というテーマがありました。
ロイが自らを犠牲にして世界を救ったように……誰かの幸せは誰かの犠牲の上に成り立っている。
それがこの作品の主なテーマです。
あとは「人間」でしょうか。
人は……弱くて醜くて卑怯で残酷な生き物。
でも……強くて優しくて美しい素敵な生き物でもあります。
そういう考えを織り交ぜながら書き上げました。
世界中の人間全てが幸せになれる事は現実の世界でもきっとないと思います。
……でも私はそれでもいいと思っています。
世界中の全員が……泣いたり、傷ついたり、苦しんだりしない世界なら、人の優しさや、温もりは何の感動も与えてくれません。
悲しい事があったから人の優しさが心に響く。
傷付いたからこそ人の温もりに癒される。
そんな……残酷で優しい世界が私は好きです。
……偉そうに語ってすみません(笑)
最後になりましたが……読んで下さった皆様に感謝♪
ありがとうございました(><)


