まことしやかな恋


 葵子は穏やかに笑って、幸せの最中に終わりを考えるような男に、プロポーズした。

 指輪の中心で、ダイヤモンドが輝いている。皆の前で言葉を尽くされ、疑う余地も、逃げ道も、なくされた。


「これって、恋で、愛でしょ?」

 
 運命でも、運命じゃなくても、俺を選ぶ。

 俺のために、運命を信じてるし、運命を否定してくれる。

 きっと、恋で、愛だ。

 ようやく、気持ちが重なった気がした。


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