第一印象最悪の彼が、最愛の旦那さまになりました
《今、盗撮した者を探している。そう時間がかからず見つかるはずだ》
澄春の落ち着いた声がかえってくる。
「でもどうやって探すの?」
《社内に設置してあるカメラを調べたり、聞き込みをしたり、その他にもいくつかの方法がある》
「私になにか手伝えることはある?」
自分のことなのに、家で待っているだけなんて申し訳なくて落ち着かない。
《千咲は家から出ないでほしい》
「でも……」
《そうじゃないと、心配で仕事が手に着かない。安全が確認できるまで絶対に出ないで。約束してほしい》
澄春の懇願するような声に、千咲はそれ以上何も言えなくなった。
「わかった」
《しばらくSNSも見ない方がいい》
「見ないようにするね」
正直に言うと、怖くて見られない。
《よかった……そうだ。お腹が空いてないか? 後で昼食を届けさせる。他に必要なものがあったら連絡して》
「そんなことしなくていいよ。お昼は適当に食べるから」
ただでさえ迷惑をかけているのに、余計な手間はかけられない。
《また電話する》
「澄春さん、不倫疑惑って嘘だからね」
澄春はひとことも千咲を責めるようなことは言わなかった。
けれど、自分の口からはっきり否定しておきたかった。
《分かってる》
「本当? 怒ってない?」
《怒るわけないだろ。千咲を信じてる》
「……ありがとう。澄春さんも気をつけてね」
《ああ》
澄春との通話を終えたときには、少しだけ気持ちが楽になっていた。
不倫疑惑について少しも怒っていないことにほっとした。
彼が千咲を揺らがず信じてくれることがうれしかった。
(早く解決したらいいのに)
千咲はひとりきりの部屋でため息を吐いた。
澄春の落ち着いた声がかえってくる。
「でもどうやって探すの?」
《社内に設置してあるカメラを調べたり、聞き込みをしたり、その他にもいくつかの方法がある》
「私になにか手伝えることはある?」
自分のことなのに、家で待っているだけなんて申し訳なくて落ち着かない。
《千咲は家から出ないでほしい》
「でも……」
《そうじゃないと、心配で仕事が手に着かない。安全が確認できるまで絶対に出ないで。約束してほしい》
澄春の懇願するような声に、千咲はそれ以上何も言えなくなった。
「わかった」
《しばらくSNSも見ない方がいい》
「見ないようにするね」
正直に言うと、怖くて見られない。
《よかった……そうだ。お腹が空いてないか? 後で昼食を届けさせる。他に必要なものがあったら連絡して》
「そんなことしなくていいよ。お昼は適当に食べるから」
ただでさえ迷惑をかけているのに、余計な手間はかけられない。
《また電話する》
「澄春さん、不倫疑惑って嘘だからね」
澄春はひとことも千咲を責めるようなことは言わなかった。
けれど、自分の口からはっきり否定しておきたかった。
《分かってる》
「本当? 怒ってない?」
《怒るわけないだろ。千咲を信じてる》
「……ありがとう。澄春さんも気をつけてね」
《ああ》
澄春との通話を終えたときには、少しだけ気持ちが楽になっていた。
不倫疑惑について少しも怒っていないことにほっとした。
彼が千咲を揺らがず信じてくれることがうれしかった。
(早く解決したらいいのに)
千咲はひとりきりの部屋でため息を吐いた。