第一印象最悪の彼が、最愛の旦那さまになりました
華やかだけど目立ち過ぎず上品で、千咲はひと目で気に入った。サイズも驚くくらいぴったりだった。
プロに精密なメイクをしてもらい、髪を巻いてアップスタイルにすると、まさに孫にも衣装の状態。千咲自身も驚くくら、様になっていた。
(嘘っ! すごく綺麗に見える。私じゃないみたい)
姿見の前に立ち、スタイリストの力に感動していると、ノックの音がする。
(澄春さんかな?)
「どうぞ」
返事をするとドアが開いた。しかし入ってきたのは正樹で、澄春の姿は見当たらない。
「千咲さん、用意はできましたか?」
「あ、はい。終わりました」
千咲は正樹に対して、まだ苦手意識がある。澄春のように接する機会がなく慣れないため、二人きりになると緊張してしまうのだ。
(澄春さん、早く戻ってきてくれないかな)
開いたままのドアの向こうに目を遣るが、彼が来る気配はない。
「水無瀬社長は取引先からの電話に対応するため外しています。少し時間がかかりそうです」
「あ、そうなんですね」
「座って待ちましょう」
正樹に促されて、ソファに腰を下ろす。
そして訪れる沈黙。何か話すべきだとは分かっているが共通点があまりないので話題が見つからない。まごまごしていると正樹の方から声をかけてきた。
プロに精密なメイクをしてもらい、髪を巻いてアップスタイルにすると、まさに孫にも衣装の状態。千咲自身も驚くくら、様になっていた。
(嘘っ! すごく綺麗に見える。私じゃないみたい)
姿見の前に立ち、スタイリストの力に感動していると、ノックの音がする。
(澄春さんかな?)
「どうぞ」
返事をするとドアが開いた。しかし入ってきたのは正樹で、澄春の姿は見当たらない。
「千咲さん、用意はできましたか?」
「あ、はい。終わりました」
千咲は正樹に対して、まだ苦手意識がある。澄春のように接する機会がなく慣れないため、二人きりになると緊張してしまうのだ。
(澄春さん、早く戻ってきてくれないかな)
開いたままのドアの向こうに目を遣るが、彼が来る気配はない。
「水無瀬社長は取引先からの電話に対応するため外しています。少し時間がかかりそうです」
「あ、そうなんですね」
「座って待ちましょう」
正樹に促されて、ソファに腰を下ろす。
そして訪れる沈黙。何か話すべきだとは分かっているが共通点があまりないので話題が見つからない。まごまごしていると正樹の方から声をかけてきた。