契約から繋がる-Ⅱ-

「…ねぇ…好きなら…今から抱いて…」


私はギュッとオーナーに抱き着いた。
不安で不安で…。
この気持ちを…消したい……。


オーナー意外には…消せないから…。


どうか…。


私の気持ちを受け止めて…。





「どうした?里菜からとか…珍しいな」


オーナーの表情はわからないけど…。
優しく私の髪を撫でてくれる。
きっと…今、微笑んでくれてるよね…?


…そう…思いたい…。


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