契約から繋がる-Ⅱ-
「…ダメかな……喧嘩ばっかりだったから…もぅ…したくない…?」
ギュッとオーナーにしがみつく私。
オーナーのこの香りが好き。
例えオーナーは
私を見ていなくても…。
私は好き。
大好きだよ。
「そんな誘い方しといて…ダメな訳ないだろ。よし。ベッドへ行くか」
ひょいと私をお姫様抱っこをして
寝室へ入るとベッドへ下ろすオーナー。
あれ…?
チラッとオーナーを見てみると…。
私を見て優しく微笑んでくれてる…?