天邪鬼な私は、人気者の彼が苦手です
5時間目。
美味しいお弁当の後。
そりゃ、眠くもなるってもんです。
「…桜庭、桜庭」
うーん…うるさい、鬼太…。
「さくらば!」
「もー、鬼太うるさい!」
バンッ。
机を叩いて起き上がる。
「誰が鬼太だって〜?」
――最悪。
そこには、大きくなった鬼太…ではなく、地学の先生が仁王立ちしていた。
最悪なことに、この先生の名前は浩太(こうた)という…。
「こんなに優しい先生に対して、鬼太とはどういうことだ」
教室中、大爆笑。
笑いの渦が巻き起こった。
『ガハハハハッ。馬鹿な沙彩。何、俺と間違えてるんだよ。そんなに俺のこと考えてた?』
すっごく嫌味な顔をして、鬼太が煽ってくる。
私はじとっとした目で鬼太を見下ろすと、耳をつかんで思いっきり持ち上げた。
『いたい、いたい、やめろー』
ハッとなって、慌てて手を離す。
「ごめん、鬼太…」
鬼太は耳をさすると、頬をぷくっと膨らませている。
思わずその可愛さに、私はクスッと笑ってしまった。
「桜庭、何がおかしいのかな?」
しまった、怒られ途中だったんだ。
「すみません…なんか夢見てたかもです」
そうして素直に頭を下げる。
「どんな楽しい夢を、俺の授業中に見てたんだよ」
「えーっと…覚えてませーん」
またしても教室は笑いに包まれた。
由乃はお腹を抱えて、大爆笑している。
「桜庭、授業終わったらこの火山岩を地学室まで運ぶように」
「……はい」
美味しいお弁当の後。
そりゃ、眠くもなるってもんです。
「…桜庭、桜庭」
うーん…うるさい、鬼太…。
「さくらば!」
「もー、鬼太うるさい!」
バンッ。
机を叩いて起き上がる。
「誰が鬼太だって〜?」
――最悪。
そこには、大きくなった鬼太…ではなく、地学の先生が仁王立ちしていた。
最悪なことに、この先生の名前は浩太(こうた)という…。
「こんなに優しい先生に対して、鬼太とはどういうことだ」
教室中、大爆笑。
笑いの渦が巻き起こった。
『ガハハハハッ。馬鹿な沙彩。何、俺と間違えてるんだよ。そんなに俺のこと考えてた?』
すっごく嫌味な顔をして、鬼太が煽ってくる。
私はじとっとした目で鬼太を見下ろすと、耳をつかんで思いっきり持ち上げた。
『いたい、いたい、やめろー』
ハッとなって、慌てて手を離す。
「ごめん、鬼太…」
鬼太は耳をさすると、頬をぷくっと膨らませている。
思わずその可愛さに、私はクスッと笑ってしまった。
「桜庭、何がおかしいのかな?」
しまった、怒られ途中だったんだ。
「すみません…なんか夢見てたかもです」
そうして素直に頭を下げる。
「どんな楽しい夢を、俺の授業中に見てたんだよ」
「えーっと…覚えてませーん」
またしても教室は笑いに包まれた。
由乃はお腹を抱えて、大爆笑している。
「桜庭、授業終わったらこの火山岩を地学室まで運ぶように」
「……はい」