天邪鬼な私は、人気者の彼が苦手です
みんなに見せてあげたいという地学の先生の生徒思いなこと…。
前にはたくさんの石が並べられていた。
火山岩とか一括りで言ってるけど、めっちゃある。
火山から出た岩でしょ? なんでこんなに名前があるのよ。火山岩は火山岩でよくない?
授業が終わり、何種類もの岩を一度に持つ。
一つ一つはそんなに重くないけど、塵も積もれば…ってやつで結構重たい。
一つ一つ白い箱に入っているので、持ち上げるとかなりの高さになり、前が見えづらい。
「桜庭。俺も持つよ」
聞き慣れた声。
「颯斗?」
気づけば、荷物のほとんどを持ってくれていた。
二人で並んで歩く。
(前は、こんなことなかった)
いつも私は、半歩後ろだった。
嬉しい。
……でも。
(なんか、違う)
胸に、小さな違和感が残る。
「颯斗……前にさ」
気づけば、口に出していた。
「言葉、苦しそうだったよね」
――しまった。
前にはたくさんの石が並べられていた。
火山岩とか一括りで言ってるけど、めっちゃある。
火山から出た岩でしょ? なんでこんなに名前があるのよ。火山岩は火山岩でよくない?
授業が終わり、何種類もの岩を一度に持つ。
一つ一つはそんなに重くないけど、塵も積もれば…ってやつで結構重たい。
一つ一つ白い箱に入っているので、持ち上げるとかなりの高さになり、前が見えづらい。
「桜庭。俺も持つよ」
聞き慣れた声。
「颯斗?」
気づけば、荷物のほとんどを持ってくれていた。
二人で並んで歩く。
(前は、こんなことなかった)
いつも私は、半歩後ろだった。
嬉しい。
……でも。
(なんか、違う)
胸に、小さな違和感が残る。
「颯斗……前にさ」
気づけば、口に出していた。
「言葉、苦しそうだったよね」
――しまった。