超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
現れたのはユーリだった。

「ユーリ様!?」

目を見開くシャルロットに笑顔を向けるユーリ。

「グレイヴン家のフットマンが知らせに来てくれたんだ。昨夜拉致されたけど無事帰って来たって」
「やあユーリ! 我が親友よ!」
「……テオはそんなこと言わないよ。お前、誰?」

ユーリも拒絶したことに、シャルロットは少しホッとした。

「シャルロット様」
「カティア様もいらしてくださったのですね……!」

ユーリの背後から、彼の妻カティアが現れた。
彼女の冷静な面持ちを見て、シャルロットは落ち着きを取り戻す。

「私、子供の頃に拉致されかけた経験があるので、何か役に立てないかとユーリ様についてきたのですが、」

(カティア様、一国の王女だけあってヘヴィーな体験をしてる……!)

シャルロットは驚きながら、話の続きを待つ。

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