超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
「父親のリチャードだ。シャルロット、よろしく。テオドールが結婚を決めて一安心だよ」
リチャードは目を細める。
友好的な反応に、内心胸を撫で下ろすシャルロット。
「父上、何か変わったことはございませんか?」
「私が知る限りはないな。お前たち、どうだ?」
リチャードが執事長の後ろに立つ使用人達に話を振ると、若いメイドがおずおずと手を上げた。
「つい先ほど中庭の掃き掃除に行ったら、これが落ちておりまして……」
メイドがエプロンのポケットから取り出したものは、小さな布人形。
毛糸の長い髪に木綿の布の肌、ミニチュアの服を着た女の子の人形で、子供が持っていそうな素朴さだ。
ーーただ、目がなかった。
リチャードは目を細める。
友好的な反応に、内心胸を撫で下ろすシャルロット。
「父上、何か変わったことはございませんか?」
「私が知る限りはないな。お前たち、どうだ?」
リチャードが執事長の後ろに立つ使用人達に話を振ると、若いメイドがおずおずと手を上げた。
「つい先ほど中庭の掃き掃除に行ったら、これが落ちておりまして……」
メイドがエプロンのポケットから取り出したものは、小さな布人形。
毛糸の長い髪に木綿の布の肌、ミニチュアの服を着た女の子の人形で、子供が持っていそうな素朴さだ。
ーーただ、目がなかった。