超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
「テオドール様、シャルロット様、ご夕食のお時間でございます」
「ーーああ」
(二人きりじゃないと話ができないのに)
人形の謎を早く解決したくて、シャルロットは歯痒さを感じる。
「人形が悪意の産物じゃないことが判明したから大収穫だ」
「……確かにそうですね」
テオドールのフォローを聞いたシャルロットは気持ちを切り替えて、食堂室へ向かった。
晩餐は、領地で獲れた野菜や肉などの食材がふんだんに使われていて、とても美味しかった。
シャルロットがデザートのタルトタタンを食べ終わり、コーヒーを味わっていると、テオドールが給仕のメイドに声をかける。
「このデザートはまだあるか?」
「ええ、ございますよ」
「もうひとつもらおう。シャルロットに」
「えっ」
「君は甘いものが必要だろう?」
「ま、まぁ好きですわ……」
(先ほど視たから、甘いものを多めに食べるよう気遣ってくださったのだろうけど、これでは私が食いしん坊のようで恥ずかしいわ……!)
シャルロットが恥ずかしさから少し俯く。
背後の窓からギャアッと鳥の鳴き声が聴こえて来て、シャルロットは肩を震わせた。
「ーーああ」
(二人きりじゃないと話ができないのに)
人形の謎を早く解決したくて、シャルロットは歯痒さを感じる。
「人形が悪意の産物じゃないことが判明したから大収穫だ」
「……確かにそうですね」
テオドールのフォローを聞いたシャルロットは気持ちを切り替えて、食堂室へ向かった。
晩餐は、領地で獲れた野菜や肉などの食材がふんだんに使われていて、とても美味しかった。
シャルロットがデザートのタルトタタンを食べ終わり、コーヒーを味わっていると、テオドールが給仕のメイドに声をかける。
「このデザートはまだあるか?」
「ええ、ございますよ」
「もうひとつもらおう。シャルロットに」
「えっ」
「君は甘いものが必要だろう?」
「ま、まぁ好きですわ……」
(先ほど視たから、甘いものを多めに食べるよう気遣ってくださったのだろうけど、これでは私が食いしん坊のようで恥ずかしいわ……!)
シャルロットが恥ずかしさから少し俯く。
背後の窓からギャアッと鳥の鳴き声が聴こえて来て、シャルロットは肩を震わせた。