クール王子は愛したがり
Ⅰ
同棲中の絢世と藤乃。
二人とも二十歳の大学三年生だ。
頭の作りが違うので、レベルが正反対の大学に通っている。
ハイスペックな絢世と、中の下の藤乃。
しかし二人は、とても仲の良い相思相愛カップルだ。
藤乃が講義を終え、スマホを確認すると絢世からメッセージが入っていた。
【お疲れ】
【いつもの所で待ってるよ】
“いつもの所”とは、藤乃が通うY大学の敷地内にあるカフェ。
外部の人間でも利用が出来るカフェだ。
藤乃は“了解”のスタンプと【急いで向かうね(^‿^)】と送った。
カフェに着くと、カフェ内にいる学生達のほとんどがある一人の男性に注目していた。
言わずもがな、絢世である。
美しく整った容姿に、両耳のピアスと首のネックレスがさりげなく絢世の美しさを引き立てている。
その上、ある意味スターのような他人の目を惹くオーラ。
絶世の美女ならぬ、絶世の美男だ。
注目されない方がおかしいくらいだ。
窓際の席でスマホを操作している、絢世。
まだ、藤乃が来たことを気づいていない。
ここのカフェは分煙されているので、絢世は喫煙席にいて煙草を吸っている。
(何をしても、様になる人だな…///////)
超絶イケメンの絢世と藤乃では全てにおいて雲泥の差があるが、絢世は出逢った高校生の時から藤乃に惚れていた。
藤乃の友人・琳子の恋人・善一郎(通称・ゼン)の友人が絢世で、琳子を通じて知り合った二人。
(高校は別。藤乃と琳子が一緒で、絢世と善一郎が一緒)
絢世は藤乃の不思議な雰囲気に惚れて、高校三年の時から二人は交際している。
大学入学を機に、二人は同棲しているのだ。
藤乃が絢世に近づこうとすると、後ろからある人の声が聞こえてきた。
「絢世くんだ…!」
「ヤバ…めっちゃカッコいい!///////」
絢世の中・高の時の同級生、小津と友人達だ。
(小津も成績は中の中だが、絢世と同じ高校に行きたくて猛勉強。
しかし大学は、絢世と同じ大学には行けなかった)
「………なんで、姫丘さんなの…」
小津の嫉妬を含んだ声が聞こえてくる。
思わず、藤乃の足が止まる。
「………」
(そんなの…私が聞きたい……)
「………てか、早く別れろよ…」
「………」
(それは嫌…)
小津の冷たい声が聞こえ、うつ向き目をギュッと瞑った。
すると………
「別れねぇよ」
絢世の通る声が、カフェ内に響き渡った。
二人とも二十歳の大学三年生だ。
頭の作りが違うので、レベルが正反対の大学に通っている。
ハイスペックな絢世と、中の下の藤乃。
しかし二人は、とても仲の良い相思相愛カップルだ。
藤乃が講義を終え、スマホを確認すると絢世からメッセージが入っていた。
【お疲れ】
【いつもの所で待ってるよ】
“いつもの所”とは、藤乃が通うY大学の敷地内にあるカフェ。
外部の人間でも利用が出来るカフェだ。
藤乃は“了解”のスタンプと【急いで向かうね(^‿^)】と送った。
カフェに着くと、カフェ内にいる学生達のほとんどがある一人の男性に注目していた。
言わずもがな、絢世である。
美しく整った容姿に、両耳のピアスと首のネックレスがさりげなく絢世の美しさを引き立てている。
その上、ある意味スターのような他人の目を惹くオーラ。
絶世の美女ならぬ、絶世の美男だ。
注目されない方がおかしいくらいだ。
窓際の席でスマホを操作している、絢世。
まだ、藤乃が来たことを気づいていない。
ここのカフェは分煙されているので、絢世は喫煙席にいて煙草を吸っている。
(何をしても、様になる人だな…///////)
超絶イケメンの絢世と藤乃では全てにおいて雲泥の差があるが、絢世は出逢った高校生の時から藤乃に惚れていた。
藤乃の友人・琳子の恋人・善一郎(通称・ゼン)の友人が絢世で、琳子を通じて知り合った二人。
(高校は別。藤乃と琳子が一緒で、絢世と善一郎が一緒)
絢世は藤乃の不思議な雰囲気に惚れて、高校三年の時から二人は交際している。
大学入学を機に、二人は同棲しているのだ。
藤乃が絢世に近づこうとすると、後ろからある人の声が聞こえてきた。
「絢世くんだ…!」
「ヤバ…めっちゃカッコいい!///////」
絢世の中・高の時の同級生、小津と友人達だ。
(小津も成績は中の中だが、絢世と同じ高校に行きたくて猛勉強。
しかし大学は、絢世と同じ大学には行けなかった)
「………なんで、姫丘さんなの…」
小津の嫉妬を含んだ声が聞こえてくる。
思わず、藤乃の足が止まる。
「………」
(そんなの…私が聞きたい……)
「………てか、早く別れろよ…」
「………」
(それは嫌…)
小津の冷たい声が聞こえ、うつ向き目をギュッと瞑った。
すると………
「別れねぇよ」
絢世の通る声が、カフェ内に響き渡った。
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