クール王子は愛したがり
「アヤが傍にいてくれるから、答えを出せたんだ!私」

「そっか!」

「アヤがいなかったら、私はきっと…反対してたかも?」

「………うん」

「アヤって、お母さんみたいなんだ…!」

「え?(笑)」

「心配症で、過保護(笑)」

「あー(笑)」

「でも、私はそれを窮屈だなんて思わない。
………むしろ、幸せなの!」

「フフ…そう言ってくれると、嬉しいよ!」

「前にも言ったけど…
アヤのこと、独り占めしたいって思うくらい大好き!
だから、アヤが傍にいてくれるなら…私はどんなことでも乗り越えていけそうなの!」

「うん!ずっと傍にいるよ…!」

フフ…と笑って、藤乃が絢世の前に立つ。

「フジ?」

そして………

少し背伸びをして、絢世にキスをした。

「………」

「……//////」

「………」

「……//////」

思いがけない藤乃の行為に、絢世が固まっている。

「………あ、あれ?」
藤乃も、どうしていいかわからない。

「何、これ…」
絢世がポツリと呟いて、繋いでる手を強く引いた。

グッと距離が近づいて、二人の顔が間近に迫る。

「え?え?//////アヤ…!?」

「ズルいよ、フジ。
そんなことされたら、抑えられなくなるだろ?」

「あ…ご、ごめん(笑)」

そして今度は絢世が、チュッとキスをして「後は、マンションに帰ってからね」と呟いた。

藤乃は顔を真っ赤にして、何度も頷いたのだった。








特別、美人なわけではないし、

特別、何かに優れているわけでもない。

なのにフジといると、

心が洗われ、癒やされる。

フジの傍から、離れられなくなる。


フジ。
これからも過保護に囲って、ずっと傍にいるからね……!

覚悟しててね…!

























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