酸いも甘いも煌めいて

第3話

1週間後。

睦月先輩との同居生活が始まった。


今現在、ソファで睦月先輩は後ろから私を抱きしめている。


まるでぬいぐるみを大事にしてるみたいに。


「莉々?」
「なんですか?」



「漫画…俺のこと描いてよ…」



「へ?」



「莉々、連載終わったばっかりでしょ?次決まってんの?」



「なんで知ってるんですか?」



「だって…今注目の天才漫画家リリィ先生でしょ?」




いじわるに微笑む。


「な!」


真っ赤になってしまう。


「それに最初に会った時、絵だけで俺わかったし」



(本当はリリィ先生のファンだけど秘密)


「描いてもいいんですか?」



「俺はリリィ先生専属モデルね」



「ありがとうございます…!頑張ります!」
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