冷静な年下社長と契約結婚したはずなのにある夜突然オオカミになりました
「待って下さい。なぜ社長自ら……」

「この仕事は、俺にしかできない事だと思ったからです」

ああ、どうしてこんなにも胸がきゅんきゅんするのだろう。

仕事だって言われてるんだよ?

恋愛ではないのに、なぜこんなにも胸が締め付けられるんだろうか。

「社長、気持ちは有難いです」

きっと社長は優しいから、私を放っておけないんだ。

でも私は、その社長に甘えてはいけない。

「社長には、迷惑かけられないです」

「迷惑なんて、思っていません」

即答でびっくりした。

「俺はあなただから、この結婚を示したんです」

「社長……」

いけない。私、社長の事本気で好きになりかけている。

「里緒さん」

「は、はいっ!」
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