祝。アフディーとイリオネスの冒険
払われた埃の跡から露わになったのは、古めかしい書体で記された『天の川の伝説』という題名。
「愛を司る女神、か……」
フクロウの視線が本から離れ、吸い込まれるような黄金の光を湛えながら、ゆっくりとアフディーの顔へ移ります。
「ならば、愛を司る者として、君たちの目にはどう映るだろうね。その本の中に閉じ込められた、救いようのないほどに――けれど、どうしようもなく『不格好な愛』の結末が」
フクロウの腹部に埋め込まれた真鍮の時計が、まるで時間を力ずくで巻き戻すかのように、『ぐるぐる』と猛烈な勢いで逆回転を始めました。
カチカチと狂ったように響く音と共に、フクロウの巨大な羽が、嵐のような風を巻き起こします。
歪み始めた星図。銀色の光の筋が、抗う術のない二人を優しく、それでいて力強く飲み込んでいきました。
「よかろう。特別に、この忘れ去られた物語を君たちに贈るとしよう」
遠ざかる意識の中、伝道者の朗々とした声だけが響きます。
「向かうは、星々が涙を流す場所――『天の川』へ」
フクロウの言葉とともに、あたりは深い闇に包まれました。
すると、アフディーが握りしめていた本が、まるで眠りから目覚めたかのように勝手にページをめくり、激しく羽ばたき始めます。
「愛を司る女神、か……」
フクロウの視線が本から離れ、吸い込まれるような黄金の光を湛えながら、ゆっくりとアフディーの顔へ移ります。
「ならば、愛を司る者として、君たちの目にはどう映るだろうね。その本の中に閉じ込められた、救いようのないほどに――けれど、どうしようもなく『不格好な愛』の結末が」
フクロウの腹部に埋め込まれた真鍮の時計が、まるで時間を力ずくで巻き戻すかのように、『ぐるぐる』と猛烈な勢いで逆回転を始めました。
カチカチと狂ったように響く音と共に、フクロウの巨大な羽が、嵐のような風を巻き起こします。
歪み始めた星図。銀色の光の筋が、抗う術のない二人を優しく、それでいて力強く飲み込んでいきました。
「よかろう。特別に、この忘れ去られた物語を君たちに贈るとしよう」
遠ざかる意識の中、伝道者の朗々とした声だけが響きます。
「向かうは、星々が涙を流す場所――『天の川』へ」
フクロウの言葉とともに、あたりは深い闇に包まれました。
すると、アフディーが握りしめていた本が、まるで眠りから目覚めたかのように勝手にページをめくり、激しく羽ばたき始めます。