おれが、おまえを、可愛くしてやる。
望海と……結婚。ヨーロッパ……。
そう。おれは、プロポーズをしている。待てなかった。一刻も早く、きみと一緒の輝ける未来を手に入れたかった。約束が欲しかった。確証が欲しかった。きみと……この先ずっと一緒に生きていけるというエビデンスが。
「やばいなーおれ。好きすぎる……」きみに指輪を嵌めたときのときめきが胸に蘇る。この感情を、一生忘れたくないと思った。「あああ……やっべえおれ……毎日望海と過ごせるなんて……望海の笑顔が見られるなんて……狂う……狂う狂う狂う……頭がいかれちまいそうだ……」
こうしてぶつぶつ言いながら帰るくらいには中毒である。きみに、中毒。帰ったら――誰もいない部屋に「ただいまー」と言う日々とはおさらば。きみが……待っている。いかん。にやけが止まらんぞ。にやにやにや。
「にゃー」
と猫が鳴いていた。道端で。神社から出てきた様子からすると、神社の坊さんが、野良猫を気の毒がって餌をあげている。それで生き延びている猫だと思う。おれは、しゃがみ、――そうだ。せっかくならと、ぱかん、と、蓋を開いてやった。――バニラ味のスーパーカップ。
そう。おれは、プロポーズをしている。待てなかった。一刻も早く、きみと一緒の輝ける未来を手に入れたかった。約束が欲しかった。確証が欲しかった。きみと……この先ずっと一緒に生きていけるというエビデンスが。
「やばいなーおれ。好きすぎる……」きみに指輪を嵌めたときのときめきが胸に蘇る。この感情を、一生忘れたくないと思った。「あああ……やっべえおれ……毎日望海と過ごせるなんて……望海の笑顔が見られるなんて……狂う……狂う狂う狂う……頭がいかれちまいそうだ……」
こうしてぶつぶつ言いながら帰るくらいには中毒である。きみに、中毒。帰ったら――誰もいない部屋に「ただいまー」と言う日々とはおさらば。きみが……待っている。いかん。にやけが止まらんぞ。にやにやにや。
「にゃー」
と猫が鳴いていた。道端で。神社から出てきた様子からすると、神社の坊さんが、野良猫を気の毒がって餌をあげている。それで生き延びている猫だと思う。おれは、しゃがみ、――そうだ。せっかくならと、ぱかん、と、蓋を開いてやった。――バニラ味のスーパーカップ。