おれが、おまえを、可愛くしてやる。
「……嘘でしょ」とわたしは言う。「エステ行ったわけでもないのになに……この透明感……すっご……」

「それが本来のおまえの持ち味なんだよ」と微笑む浅葱さん。「一回でこんだけ変わるんだ。しかも、別段高価な化粧水等を使ったわけでもなんでもないのにこれだ。導入美容液や美顔器、スチーマーなど他アイテムを駆使すれば更に変わる。……が、現時点では、毎日のスキンケアを習慣づけることだな。……さて」

 屈んだ浅葱さんはわたしと目を合わせ、サディスティックに笑う。「……おまえ。これで終わりだと思うなよ?」

「……えっ」

 *
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