おれが、おまえを、可愛くしてやる。
ただ、蓮二は――黙ってことを進める。今朝のカミングアウトだって事前に知らされていなかった。それに、『もふパラ』を離れる……?
蓮二の活躍ぶりを見る限り、普通に考えて、蓮二が『もふパラ』を離れるべきだなんて思わない。思えるはずがない。だって彼は……。優秀なプロジェクトリーダーなのだから。周りに目を光らせ、やさしく諭し、時には厳しく部下を庇う――わたしのためにお客様に頭を下げた。落ち込むわたしに声をかけ、あったかい缶コーヒーをくれた。『失敗を恐れるな。どんどんやれ。その失敗から学んで明日をいいものに出来るのだったら、それは、失敗じゃなかった、って意味だ』と励ましてくれた。――あんな、素敵な、上司が……。
離れるとか。わたしのせいで。――わたしのせいで。
なにも考えず、貰った合いかぎを使って帰宅していた。ぼすん、とソファーに座る。蓮二のぬくもりがそこはかとなく残っている気もした。けども、……いまは、辛い……。
ねえなんで。わたしに相談してくれないの? そんなにわたし……頼りないかなぁ?
蓮二の活躍ぶりを見る限り、普通に考えて、蓮二が『もふパラ』を離れるべきだなんて思わない。思えるはずがない。だって彼は……。優秀なプロジェクトリーダーなのだから。周りに目を光らせ、やさしく諭し、時には厳しく部下を庇う――わたしのためにお客様に頭を下げた。落ち込むわたしに声をかけ、あったかい缶コーヒーをくれた。『失敗を恐れるな。どんどんやれ。その失敗から学んで明日をいいものに出来るのだったら、それは、失敗じゃなかった、って意味だ』と励ましてくれた。――あんな、素敵な、上司が……。
離れるとか。わたしのせいで。――わたしのせいで。
なにも考えず、貰った合いかぎを使って帰宅していた。ぼすん、とソファーに座る。蓮二のぬくもりがそこはかとなく残っている気もした。けども、……いまは、辛い……。
ねえなんで。わたしに相談してくれないの? そんなにわたし……頼りないかなぁ?