恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
人、多い。
でも、けいくんは手を離そうとはしない。
「真奈ちゃん、あそこのカフェで何か買って、ゆっくりしよ!」
「え? あ、うん!」
なんか、みんな見てるよー。
けいくん、カッコ良過ぎるんだよー。
親子に見えてたりしない!?
ひぃーーーー!
胸張っとこ。
猫背は、老けて見えるからな!
店の前に出てるメニューの前で止まる。
「お、クレープあんじゃん。俺これにしよー。真奈ちゃんは?」
「えー、どうしよー!」
どれも美味しそうだ。
うひひ。
「私これ! いちごのクレープ!」
「おっけ。あと、アイスコーヒーでいい?」
「バッチリ!」
けいくんがスマートに注文してくれる。
あとでお金渡そう。
商品を受け取り、海辺へと向かう。
「けいくん、ありがと! いくらだった?」
「ん? いいよ」
「え…」
あーー。
甘えておこうかね。
「ありがとう!」
「ん」
ニコっと笑みが返ってきた。
なんかその顔…ずるい。
でも、正解だったようだ。