恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
そして、停めていた車に乗る。
エンジンをかけながら
ふと、思い出す。
……あいつ。
「よく笑うやつ、か」
自分で言っといて、
ちょっと笑う。
…やべえな。
そんな関係でもねぇのに。
すると携帯に通知が鳴る。
見なくてもわかる。
ーーあいつだ。
"お疲れー!飲み会終わったよー!酔っ払っちまったわぁー!"
……こいつはほんとに。
無事で良かった。
少しだけ、間を置く。
画面を見たまま、
考える。
……なんて返すか。
"お疲れ!気をつけて帰れよ!"
………。
一度、打って。
消す。
指が、止まる。
"お疲れ!早く会いたい"
気づけば、そう送っていた。
「……送っちまった」
少しだけ、ため息が漏れる。
でも。
ほんとのことだ。