恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
ーーー


「今日、天気めっちゃいいね!」


駅に着いて、けいくんの車に乗る。


「だな。太陽出てるとあったかいな」


「ふふ、きもちーね!」


いつものように、手を繋ぐ。

落ち着く。

外の景色を見ながらしばし無言。

ではないか。

私は歌ってる。

けいくんは音楽に合わせて、

繋いだ手ごとトントン揺らしたりして。

会話してるわけじゃない。

でも、

この空間そのものが

会話みたい。



ん?

あれ?


「けいくん? 通り過ぎたくない?」


いつも家の方に曲がるところ過ぎたよ?


「ん? いいの」


「どこか寄るの?」


「ん」


ふぅーん。

ま、いいけど。


しばらくして。


「けいくん?」


「ん?」


「今日はドライブ?」


まだ、どこにも寄ってないんだが?

かれこれ一時間くらい走ってないか?
< 193 / 275 >

この作品をシェア

pagetop